今年も師走に入り一段とせわしなくなって参りましたが、皆様如何お過ごしでしょうか?

年の瀬となりましたので、簡単に今年2021年を振り返り、最後に年末年始にかかる弊社営業日程のご案内をさせて頂きたいと思います。

昨年から続いたコロナウイルスによる騒動はいまだ完全な収束には至っておらず、海外では新型のウイルス株が猛威を振るっているという情報も入っていますが、日本国内ではワクチンの効果もあってか比較的落ち着いた状況となっています。

今年9月末の緊急事態宣言が解除されるまでは、国内の経済情勢は縮こまり生産性を格段に落としていましたが、宣言が解除されて以降は業界にもよりますが活性を取り戻しつつある状況です。

その後我が国の総理大臣も変わり、政治面でも大きな変化を見せています。

あくまで肌感覚ですが、経済、市場の活性に政府は強い取り組みを見せているように思えますので、十分な満足とはいかないまでも、暗雲雲暗しというわけでもなく未来は明るくなっているようにも感じます。しかしながらその反面、コロナの支援策が徐々に終わり、各金融機関の融資状況も審査が厳しくなるなど国内企業様にとって今後はますます資金調達が困難となる事が予想されます。また、民間金融機関より行われておりました実質無利子・無担保による融資返済据え置き期間が来年の2月に終わりを迎える企業様が多数あり、このコロナ禍において売上げが減少した各企業様は売上げ・生産性の向上、キャッシュフローの改善に向けた根本的な対策が取れていないと、なお厳しい状況を迎えることが予想され国内経済は予断を許さない状況であると言えるでしょう。

さて個人の感想はこのくらいにして、私の手元に金融庁が公表した「2021事務年度 金融行政方針」の抜粋記事が届きましたので、この中から気になった点をご紹介したいと思います。

この発表のサブタイトルには、「~コロナを乗り越え、活力ある経済社会を実現する金融システムの構築へ~」とあります。
主要論点を抜き出してみると、以下のような点が挙げられます。

金融システムを安定化させ、金融仲介機能を発揮する
利用者の保護と利用者利便の向上を図る
公正性、透明性を保ち、活力ある市場を構築する

上記を果たすことで、より豊かな国民生活を実現したいということがうたわれています。

そのための施策が色々と記載されていますが、より身近な内容で特に目に留まったのが以下の二点です。

①デジタルイノベーションの推進

デジタルイノベーションの推進

政府は今、国内のデジタル化に強力に取り組んでおり、金融分野でもデジタルイノベーションを推進しています。利用者の保護を図りつつも、企業の生産性を向上させ利用者の生活が良くなるような方向にもって行きたいと言っています。
例えば送金手段のデジタル化に対応した金融制度の在り方を検討したり、決済インフラの高度化及び効率化、そして新たな金融サービスの育成なども目標に掲げています。
この点では例えばフィンテック関連のビジネスを行う事業者とコミュニケーションを築きながら支援を行うとのことです。また企業や金融機関間の事務効率を図る点から企業間決済にかかるデジタル化も推進するため、関係省庁や業界団体等との連携を加速するとされています。

②悪質な金融や多重債務への対応

悪質な金融や多重債務への対応

もう一つは近年被害者が増加しているとされているSNS個人間融資などの悪質金融に対する注意喚起です。コロナの影響もあり個人の生活が厳しいことに乗じ、悪質な金融取引を持ちかける者がいることが指摘されており、金融庁としては成人年齢の引き下げの影響なども踏まえつつ法令順守の取り組みを強化したいと言っています。

以上、金融分野に関わるところで気になった点のみを抜粋しましたが、政府としては経済活性化に強い取り組みを見せていますので、今後に期待したいところです。

令和3年12月27日(月) ‐通常営業‐
令和3年12月28日(火) ‐通常営業‐
令和3年12月29日(水) ‐通常営業‐
令和3年12月30日(木) ‐通常営業‐
令和3年12月31日(金) ‐年末年始休業‐
令和4年1月1日(土) ‐年末年始休業‐
令和4年1月2日(日) ‐年末年始休業‐
令和4年1月3日(月) ‐年末年始休業‐
令和4年1月4日(火) ‐通常営業‐

今年も残りわずかとなりましたが、来年も当社は事業者の皆様に事業資金を届ける活動を全力で続けて参ります。

変わらずのご愛顧を頂けますよう、何卒よろしくお願い致します。